――テレビシリーズのレギュラー陣の中で、印象に残っている方はどなたですか。

レギュラーの方と同じシーンで絡むことがあまりなかったのですが、一緒のシーンが多かったのは(猿渡)一海と(氷室)幻徳でした。2人のかけあいがすごく面白くて、遠くから見て楽しんだり、ときどき私も混ざったりしていました。幻徳さんがカワイイんですよ。ネタキャラ的な(笑)。涼香と一海と幻徳が3人でいるシーンは面白いと思います。涼香は2人を手の平の上で転がしている感じなんですけれど、その一方で幻徳と一海がワチャワチャやっているという。台本のセリフには書いていない、現場のアドリブで出てくるやりとりがあの2人の場合多くて、観ていてすごく面白かったんです。悪役ゆえに、私がそこのやりとりの中に混じっていけなかったのが残念に思いました。

――ますます映画が楽しみになりますね。松井さんとしてはかねてから念願だった「仮面ライダー」作品への出演が実現したわけですが、次があるなら女性仮面ライダーに変身する役にチャレンジしてみたいというお気持ちはありませんか?

いえ、あまりライダーになりたいとは思っていないです。今回の映画で「変身」の仕組みをたっぷりと体験できましたし(笑)。今度シリーズに出演できるのでしたら、ガジェットを作る役割で、研究所に常にいる人、みたいなポジションを演じたいかな。アナーキーな感じの女博士みたいな役で出られたらうれしいですね(笑)。

――では最後に、『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』における才賀涼香の「ここが見どころ」といったシーンを挙げてください。

涼香が変身した「シザーズロストスマッシュ」のビジュアルや、ライダーと戦っている姿を楽しんでもらえたらいいなと思っています。涼香は悪女として出てきますが、変身してからが真の「本性」だ、というところがあるんです。シザーズの「女怪人」ならではの激しさ、邪悪さをぜひ劇場で確かめてください!

(C)劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映