株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。そこで今回は、今のうちに買っておきたい9月の優待銘柄をご紹介します

◆今のうちに買いたい9優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい9月優待銘柄を2つご紹介します。

◆今のうちに買いたい9月優待銘柄その1「アクシアル リテイリング<8255>」
【業務内容】新潟や群馬を地盤とする食品スーパーを展開。
【単元株数】100株
【最低購入金額】41万4,000円(2018年7月13日時点)
【権利確定月】3月末、9月末
【優待内容】
・100株以上…15枚(1,500円相当)
・500株以上…30枚(3,000円相当)
・1,000株以上…50枚(5,000円相当)
・2,000株以上…100枚(10,000円相当)
・3,000株以上…150枚(15,000円相当)
・4,000株以上…200枚(20,000円相当)
・5,000株以上…250枚(25,000円相当)
※1,000円以上の買い物につき、1,000円ごとに1枚利用可
※株主優待券に代えて商品数点より1点選択可

同社優待は、同社店舗で使える優待割引券です。同社店舗のある新潟や群馬の近辺にお住まいの方にとっては使い勝手が良く、魅力的な優待内容と言えるでしょう。また、割引券を使う予定が無い人は、割引券の代わりにクオカードを受け取ることも可能です。利便性が高い優待内容であることから、優待権利確定日に近づくにつれて投資家の注目が集まり、買いが入りやすいと考えられます。

では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は同社株を7月末に購入し、9月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。

◇検証結果
システムトレードの達人
勝率: 66.67%
勝ち数: 12回
負け数: 6回
引き分け数: 0回

合計損益(率): 56.21%  平均損益(率): 3.12%
合計利益(率): 84.82%  平均利益(率): 7.07%
合計損失(率): -28.61%  平均損失(率): -4.77%

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 2.965
平均保持日数: 47.22 日

検証結果を見てみると、勝率は66.67%、1トレードあたりの平均損益は3.12%です。勝率が高く平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。

◆今のうちに買いたい9月優待銘柄その2「広島電鉄<9033>」
【業務内容】電車、バスの2事業が経営の柱。
【単元株数】100株
【最低購入金額】10万7,700円(2018年7月13日時点)
【権利確定月】3月末、9月末
【優待内容】
A) 優待乗車券(年2回)
・500株以上 電車全線乗車券(1枚1乗車有効)4枚
・1,500株以上 電車全線乗車券(1枚1乗車有効)8枚
・2,500株以上 電車全線乗車券(1枚1乗車有効)12枚
・3,500株以上 電車全線乗車券(1枚1乗車有効)16枚
・4,500株以上 電車全線乗車券(1枚1乗車有効)20枚
・5,500株以上 電車全線乗車券(1枚1乗車有効)24枚
・6,000株以上 電車全線・広島都心部エリアバス乗車証(記名式)1枚
・12,000株以上 電車全線乗車券(1枚1乗車有効)12枚およびバス全線乗車証/電車全線・広島都心部エリアバス乗車証(記名式)1枚
・18,000株以上 電車・バス全線乗車証(記名式)1枚
・75,000株以上 電車・バス全線乗車証(記名式)2枚
・150,000株以上 電車・バス全線乗車証(記名式)3枚

B) 広電グループ諸施設ご優待割引券(年2回)
・100株以上 広電グループ諸施設割引券(1セット)

C) 自社指定商品(年2回)
・500株以上 広島県産品など

同社優待は、優待乗車券・広電グループ優待割引券・自社指定商品です。広島電鉄は市内線が180円均一となっており、100株保有した場合の優待乗車券は1440円相当(180円×4枚×年2回)です。広島電鉄のエリア圏外に住まわれる方の場合は広島県産品(同社指定)を送付してもらえるので、どなたでも使用できる魅力的な優待内容でしょう。従って、優待権利確定日に近づくにつれて投資家の注目が集まり、買いが入りやすいと考えられます。

では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は同社株を7月末に購入し、9月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。

◇検証結果
システムトレードの達人
勝率: 81.25%
勝ち数: 13回
負け数: 3回
引き分け数: 1回

合計損益(率): 40.35%  平均損益(率): 2.37%
合計利益(率): 44.09%  平均利益(率): 3.39%
合計損失(率): -3.74%  平均損失(率): -1.25%

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 11.792
平均保持日数: 47.41 日

検証結果を見てみると、勝率は81.25%、1トレードあたりの平均損益は2.37%です。勝率が高く平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早い段階から注目しておけば、高値掴みして優待権利落ち後に損失を被るリスクを抑えられるでしょう。

注目度の高い人気の銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入すると、高値づかみで不用意な損失を被ることもあるでしょう。早い時期に、好優待銘柄をお得に獲得しましょう。

株の売買に際して今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。

(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)

文=西村 剛(マネーガイド)