キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は8月1日、ウェブフィルタリングソリューション「GUARDIANWALL Webファミリー」と、メールフィルタリングソリューション「GUARDIANWALL Mailファミリー」の新バージョンの提供を開始した。

GUARDIANWALL Webファミリーは、フィッシングやマルウェア配布などの危険なサイトや、業務上不要なサイトへのアクセス制御に加え、ウェブメールやSNSを通じて外部へ送信される情報(ファイル内のテキスト情報を含む)の検査により、ウェブからの情報漏えいを防ぐソリューション。

GUARDIANWALL Webファミリーは、シマンテックのProxySG(旧Blue Coat)などプロキシ製品との連携に対応し、柔軟な導入構成を実現し、ICAPサーバ構成に対応することで、既存のネットワーク構成を変えることなくウェブフィルタリングの導入を可能としている。

また、Office 365メール経由の情報漏えいも厳密にブロックし、クラウドサービス検査機能を強化することで、Office 365のメールデータを解析し、添付ファイルに含まれる機密情報や個人情報も検知を可能としている。

さらに、複雑なネットワーク環境への導入も容易としており、自治体や大規模企業グループなど、複数のウェブアクセス経路が存在する複雑なネットワーク構成においても、接続先を正規表現で指定でき、容易に導入を可能としている。

一方、GUARDIANWALL Mailファミリーの新バージョンでは類似ドメインからの送信メールを検知し、ビジネスメール詐欺(BEC)対策を実現し、著名なドメインに類似したドメインから送信されたメールを検知することで、見落としがちな差出人が詐称された危険なメールを開封前に注意を促すことが可能(対応製品:GUARDIANWALL MailFilter/MailSuite)。

加えて、GDPR(EU一般データ保護規則)対策にも有効で、アーカイブ対象とするメールの条件指定に対応し、フィルタリングルールで条件指定したメールのみを保存することが可能になり、GDPRにおいて管理対象とされるEU圏からのメールについてはアーカイブしないなどの運用を可能(対応製品:GUARDIANWALL MailArchive/MailSuite)としている。

そのほか、添付ファイル暗号化時における暗号化後のファイル名や拡張子を指定できるようになり、社内間のメールについても暗号化の対象とすることが可能(対応製品:GUARDIANWALL MailConvert/MailSuite)なことに加え、サーバ1台構成時のディスク使用量の削減、およびディスク容量監視機能を搭載(対応製品:GUARDIANWALL MailFilter/MailConvert/MailArchive/MailSuite)。

価格は税別でGUARDIANWALL WebFilterが15万円(25ユーザー)、同MailFilterが26万1000円(50ユーザー)、同MailConvertが13万2000円(同)、同MailArchiveが30万9000円(同)、同MailSuiteが50万1000円(同)、同アンチウイルス・アンチスパムオプションが15万6600円(同、MailFilterもしくはMailSuiteと組み合わせが可能)。