東京商工リサーチは7月30日、2018年3月期決算の国内銀行91行を対象に実施した「平均年間給与」調査の結果を発表した。

国内銀行91行の2018年3月期の平均年間給与(基本給与+賞与・基準外賃金)は609万円(中央値612万4,000円)で、前年の614万9,000円(同620万1,000円)から5万9000円減少(0.9%減)し、2年連続で前年を下回ったという。

前年を上回ったのは、大手行は6行のうち2行、地方銀行は54行のうち10行、第二地銀は31行のうち9行の合計21行で、わずか2割(構成比23.0%)にとどまった。

業態別では、大手行が757万8000円(前年比0.1%減、中央値774万5000円)、地方銀行が623万9000円(同1.3%減、同629万2000円)、第二地銀は554万2000円(同0.4%減、同559万6000円)となった。

平均給与のトップは、5年連続で三井住友銀行(810万5000円)だったが、前年より4万3000円減少(0.5%減)したという。第2位がスルガ銀行(800万8000円)で前年3位からアップ、第3位は東京スター銀行(796万4000円)と、トップ3の顔ぶれは4年連続で同じだった。

平均給与の上位10行のうち、前年より平均年間給与が伸びたのは、あおぞら銀行、新生銀行の2行で、上位銀行の給与伸び悩みが目立ったという。

  • 業態別 国内銀行91行「平均年間給与」