河出書房新社はこのほど、『最新版 保険はこの5つから選びなさい』(税別1,500円)を発売した。

  • 『最新版 保険はこの5つから選びなさい』(税別1,500円)

保険業界は、2017年4月の改定で貯蓄性のある保険(終身保険、個人年金保険、学資保険など)の保険料値上げや販売中止など、大きな影響が出たという。さらに2018年4月の改定では、掛け捨て型の保険(定期保険、収入保障保険など)の保険料が大幅に値下げになるなど、生命保険業界は大きく変化している。

現在は「人生100年時代」と言われる長寿時代になり、保険商品は死亡保障から生存保障へとシフトしている。その流れの中、「就業不能保険」が次々に登場しており、生命保険の選び方も変わりつつあるという。同書は2018年4月の大幅な保険料などの改定に合わせた最新の情報に基づき、保険選びについて解説している。

同書によると、9割の世帯が加入している医療保険は、実は必要のない保険である可能性が高いとのこと。病気で入院をしても、健康保険制度と高額療養費制度があるので、自己負担は多くないという。こうした保険選びの無駄をなくすための内容が同書の特徴とのこと。

著者の長尾義弘氏はこれまで、保険のランキングに長く携わり、多くの保険を評価してきたという経験を持つ。長尾氏は、数多く出ている保険商品の中でも、本当に「よい保険」と言えるのは実は少ないとしている。

同書では、「よい保険」の条件を5つに明確化して、様々な保険商品を分析。その中から選んだ5商品を紹介している。ほとんどの家庭はこの5つの保険を組み合わせることで、すべてのリスクに対応できるという。なお、1万円以下の保険料を設定しているため、家計にも安心とのこと。