KDDIとSupershipは、7月25日より、仮想現実技術を用いて、自宅などのスタジアム外からVR空間で楽しむことを可能にしたスタジアム観戦VRプラットフォーム「XRstadium (エックスアールスタジアム)」 の提供を開始すると発表した。

VRにおける空間伝送のための通信技術、撮影技術、UIUXでのリアリティ感の再現などの課題をSupership独自の技術で解決し、3次元のリアルタイム中継を通じて、あらゆる場所で自身のスタイルにあわせた形でスタジアムでの臨場感あふれるエンターテインメントを楽しむことができるプラットフォームだとしている。

テレビ中継では見られない複数アングルのVR視聴独自の迫力映像を観戦中に自由に切り替えが可能で、1画面で複数アングルの映像配信と、全アングルで試合解説音声を配信。また、同じ試合を観戦しているユーザー同士でコミュニケーションできるアバターと音声認識システムを使用したテキストチャット機能を搭載する。

  • VR上の画面のイメージ

XRstadiumが利用できるデバイスは、Oculus Go/Gear VR (Galaxy S9/S9+、Galaxy Note8、Galaxy S8/S8+、Galaxy S7/S7 edge)/VRゴーグル (Android 5.0 Lollipop以上)で、アプリはGoogleストアから無料でダウンロードできる。なお、Mirage Solo/Daydream View (Galaxy S8/S8+、Galaxy Note8、ZenFone AR、Axon 7、Moto Z/Z2)のデバイスにも順次対応する。

提供コンテンツ第一弾として、日本プロ野球パシフィック・リーグ2018年シーズンにおける7月27日以降の30試合以上を「パーソル パ・リーグTV VR」(パシフィックリーグマーケティングによる提供) として3次元でのリアルタイムライブ中継および、ビデオ配信する。

このコンテンツでは、VR空間の観戦用に撮り下ろした複数のカメラアングルを提供し、「XRstadium」のユーザー自身のタイミングで自由に切り替えて観戦ができるほか、試合の速報や選手情報、シーズンの成績などの情報を閲覧することができるという。また、VR空間内においてもスタジアムでの観戦と同様に、離れた場所にいる家族や友人と音声で会話を楽しみながらスポーツのライブ観戦が可能だという。

「パーソル パ・リーグTV VR」は、「VR THEATER」見放題プランの中で提供され、「VR THEATER」見放題プラン」の料金は900円(7月27日から提供)。