ウーマンウェルネス研究会supported by Kaoは7月23日、デジタル機器の使用と心身の疲れに関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2018年5月11~4日、調査対象は首都圏在住の20~40代の有職者、有効回答は643人。

同研究会では、スマートフォンやPC、タブレット端末などのデジタル機器との"つながりっぱなし"の状況が引き起こす心身の不調の総称を「デジバテ」と命名。今回の調査で、デジバテを感じることがあるか尋ねたところ、全体の60%が「感じる」と回答したことがわかった。

  • デジタル機器とのつながりっぱなしによる心身の疲れを感じるか

デジタル機器(スマートフォン)の使用時間を聞くと、1日7時間を超える人が計42%を占め、10時間以上という人も16%いた。自分がスマートフォンに依存していると自覚している人は72%で、中でも20代では85%に達した。

スマートフォンをよく使用するシーンを質問すると、「通勤中」(64%)や「お昼休み」(62%)などが多かったものの、「布団・ベッドに入るまで」は48%、「布団・ベッドに入ってから寝るまで」は42%と、約4割が寝る直前までスマートフォンを使用していることがわかった。

デジタル機器の使用によって疲れを感じる身体の部位は、「目」が圧倒的に多く84%。スマートフォンの使用によって減った時間は、「睡眠時間」が36%で首位。またデジタル機器の使用によって心のストレスを感じるシーンとしては、「つながりたくない相手とSNSでつながってしまう」(52%)、「目的も無くネットサーフィンを続けてしまう」(51%)が上位に入った。