整備士が保持しているiPhone1台で空港内がリアルタイムにつながる

整備士が保持しているiPhone1台で空港内がリアルタイムにつながる

JALエンジニアリングはこのほど、シアンス・アールが独自開発したスマホIP無線「Aldio」の導入を開始した。整備士が保持しているiPhone1台で空港内がリアルタイムにつながり、また、経費の削減にも貢献しているという。

JALエンジニアリングでは専用のIP無線機を使用していたが、すでに配布済みのiPhoneとは別に所持する必要があり、また、IP無線機はサイズが大きく、持ち歩く整備士に多大な負担をかけていた。そこで同社は、スマホIP無線「Aldio」の導入を決定した。

これまで整備士が別途携帯していた無線端末をiPhoneに統合することで、整備士の負担を軽減するとともに、無線の運用コストを1台あたり月額数千円削減した。また、Bluetoothスピーカーマイクを併用することで、騒音環境下でもストレスなく通話が行えるようになり、整備士同士のコミュニケーションが向上しているという。

  • Bluetoothスピーカーマイクを併用することで、騒音環境下でもストレスなく通話が行える

    Bluetoothスピーカーマイクを併用することで、騒音環境下でもストレスなく通話が行える

Aldioは"現場が変わる"というコンセプトのもと、音声でのリアルタイムな情報共有ができるスマホIP無線サービス。航空・鉄道をはじめとし、建設・流通店舗などの業務コミュニケーション基盤として、屋内外問わず24時間365日稼働しており、同時に数千人への一斉連絡を行う大規模ユーザーや、秒単位の細かい指示が必要などの現場で活用されている。

AldioはAndroid/iOSともに可能で、au/ドコモ/ソフトバンクと全キャリアに対応する。スマホにアプリをインストールするだけで利用でき、世界中が通話エリアとなる。通話内容の履歴をいつでも確認可能であり、スピーカーマイクなどの周辺機器を使うことで、騒音下でもクリアな音質を確保する。