アクセンチュアは、医療やライフサイエンス業界の革新的なスタートアップ企業を発掘し、同業界のリーダー企業と結び付けるコンテスト「第3回 アクセンチュア ヘルステック イノベーション チャレンジ」の参加受付を開始したことを発表した。

  • 「第3回 アクセンチュア ヘルステック イノベーション チャレンジ」応募締切 9月1日

    「第3回 アクセンチュア ヘルステック イノベーション チャレンジ」応募締切 9月1日

同コンテストは、アクセンチュアのヘルステック イノベーション プログラムの一環として開催されるもの。医療やライフサイエンス分野の最先端のスタートアップ企業と大手企業が集結し、医療へのアクセスや医療の質、費用といった、世界的な医療課題の解消に向けた取り組みを支援するもので、開始から2年間で約1,200社のスタートアップ企業から応募があったという。

今回は、通院回数の最小化、健康やライフスタイルの管理、遠隔ケアモデル、健康の社会的決定要因、教育などの「人々の健康を維持するウェルネスと予防医療」、遠隔医療、人工知能、デジタル臨床試験、ブロックチェーン、IoT、ドローン、デジタル錠剤、3D印刷、実臨床データなどの「デジタル・ヘルス・ソリューションを活用した患者の臨床上の成果改善」、オフィスおよび患者の管理、費用や支払いの透明性、医療記録、ケア・コーディネーション、エンタープライズ向け業務フローなどによる医療サービスやその効率化の「患者への医療提供の改善」という3つのカテゴリーが設けられている。

応募に際し、スタートアップ企業は、革新的なソリューションやその設計品質、破壊的な変革をもたらすビジネスモデル、予防や治療が患者に与える臨床上の成果に対する潜在的影響、ソリューションの拡張性などの応募基準を満たす必要がある。

最終候補に選ばれた企業には、ヘルスケア、ライフサイエンス関連の世界的な企業の上級管理職で構成される審査員グループにプレゼンを行う機会が与えられる。これにより、アイデアの商品化に向けて、業界をリードする企業に直接アプローチすることが可能となる。また、各カテゴリーの上位入賞者は、対象の市場や治療分野の大手企業との関係構築をすることができる。ちなみに、昨年の最優秀賞には、鬱血性心不全のモニタリングのためのウェアラブル端末および機械学習プラットフォーム「SimpleSense」の製造販売を手掛けるNanowearが選出された。

今年は、東京(11月1日)、オーストラリアのシドニー(11月15日)、アイルランドのダブリン(11月15日)、マサチューセッツ州ボストン(11月29日)の4カ所で地域予選が開催され、最終審査は、JP モルガン・ヘルスケア・カンファレンス会期中の2019年1月7日に、サンフランシスコで開催されるスタートアップ・ヘルス・フェスティバルに合わせて行われる予定だという。

同コンテストへの参加申し込みは、Webサイト「HealthTech Innovation Challenge」(英語のみ) にて受け付けている。応募の締め切りは、2018年9月1日。