エクスペディア・ジャパンはこのほど、「世界23カ国 ホテルに関する国際比較」の結果を明らかにした。同調査は1年以内に飛行機に乗り、ホテルに宿泊した、世界23カ国(※)の男女1万8,229名を対象に、インターネットで実施したもの。

  • ホテルの客室で貴重品をハウスキーパーの目の触れないところに隠す人の割合

ホテルの客室で貴重品をハウスキーパーの目の触れないところに隠すか尋ねたところ、アメリカ人は50%が「隠す」と回答した。スペイン人の41%、メキシコ人の36%、フランス人の26%、インド人の24%も隠すと答えている。一方、日本人で隠すと回答した人は9%だった。

ホテルでドアノブサインを使って、ホテルスタッフに入室可否を知らせるか聞くと、アメリカ人の66%、インド人の55%、ブラジル人の49%、スペイン人の46%が「使う」と答えた。日本人は14%が「使う」と回答している。

  • ホテルでドアノブサインを使って、ホテルスタッフに入室可否を知らせる人の割合

旅行中のホテルを第一候補として予約する時、「大手チェーンホテル」と回答した人の割合を国別に割り出したところ、「日本」(69%)が最も多く、「アメリカ」「メキシコ」(各59%)、「スペイン」(55%)、「韓国」(49%)が続いた。

  • 第一候補として予約するホテルを「大手チェーンホテル」と回答した人の割合

ホテルの施設やサービスとして重要視するものについて尋ねると、「レストラン・バー」「プール」「子連れ家族向けの設備」を重要視する日本人の割合は世界で最も低かった。。特に「ルームサービス」を重要視する日本人の割合は、オランダに次いで下から2番目で、「ジム・フィットネスセンター」「室内エンターテインメント」は下から3番目となっている。日本人は世界各国と比べて、ホテルでの施設やサービスは重要視していないことわかった。

  • ホテルの施設やサービスとして、各項目を重要視すると回答した人の割合

ホテルでは、普段より長くシャワーやお風呂の時間を取るか尋ねたところ、ブラジル人の58%、メキシコ人の57%、スペイン人の56%、インド人の53%が「長く時間を取る」と回答した。日本人で「長く時間を取る」と回答した人は17%で、世界で最も少なくなっている。

  • ホテルでは、普段より長くシャワーやお風呂の時間を取ると回答した人の割合

ホテルで他の宿泊客と親密になった経験があるか聞いたところ、最も「ある」と回答した人が多いのはインド(21%)だった。日本と台湾人はわずか2%のみ経験があると回答している。

  • ホテルで他の宿泊客と親密になった経験がある人の割合

※アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本