諏訪市原田泰治美術館【長野県】

諏訪市出身の画家・グラフィックデザイナー、原田泰治氏のアートを発信する拠点として1998年に開館した美術館です。氏の描く絵画はナイーブアートと呼ばれ、どれも郷愁を感じさせる心温まるもの。館内はバリアフリーで体の不自由な人にやさしく、子どもや車いすでも見やすい配慮がなされています。名誉館長は原田氏と親交のあるシンガーソングライターのさだまさし氏。

人それぞれにいろんな思い出がよみがえるような、心温まる絵画の数々


原田泰治さんは長野県諏訪市で生まれ、現在の飯田市で育ちました。幼いときに小児麻痺にかかり、歩行困難になってしまったものの、画家をめざして美大を卒業。日本の風景を繊細なタッチで描くナイーブアート(素朴画)の画風を確立し、多くの人々に感動を与えています。こうした原田泰治さんの世界観を発信する拠点が「諏訪市原田泰治美術館」です。 展示されているのは1982年から2年半にわたって朝日新聞日曜版のフロントページに「原田泰治の世界」として連載された作品や、“ふるさと”をテーマに全国を取材して描いてきたもの。緻密なタッチの作品群は日本の原風景を感じさせ、郷愁やなつかしさを覚えると同時に心も癒されます。 同館はまた、“人に優しい美術館をめざそう”をテーマに掲げており、館内はもちろん駐車場からのアクセスなどもバリアフリー。展示作品は低い位置に設置され、子どもや車いすに乗る人の目の高さでも見やすくなっています。また、点字などによる立体アートも用意されています。 静寂な館内はのんびりと落ち着いた雰囲気。2階は諏訪湖が一望できるティールームになっていて、お茶を飲みながら作品を鑑賞した後の余韻も楽しめます。