トヨタ自動車は7月11、モビリティサービスプラットフォーム(MSPF)を活用したカーシェアサービス「Hui」を、米国ハワイ州で開始した。

同サービスの運営は、米国ハワイ州のトヨタ販売代理店であるServcoが担い、トヨタは北米におけるコネクティッド分野の戦略事業体であるToyota Connected North AmericaがMSPFの一機能として開発したカーシェア事業用アプリケーションをServcoに提供し、サービスの運営をサポートする。

カーシェアの利用者は、スマートフォンのアプリを通じて、ホノルル市内にあるステーション25カ所からプリウスなどの車を24時間いつでも、時間または日にち単位で借りることができるほか、ガソリン代や保険料などがすべて基本料金に含まれるため窓口での手続きが不要となり、登録から車両予約、利用、支払いまでの一連の操作をアプリ上で行うことを可能としている。

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また、車両に搭載された「スマートキーボックス(SKB)」により、利用者はドアロックの開閉やエンジンの始動もスマートフォンで行うことができるという。MSPFの導入により、販売店や事業者は、それぞれの知見を活かした独自のカーシェアサービスを展開することを可能としており、今後もトヨタはMSPFを一層強化し、新たなモビリティ事業の実現に向けた取り組みを進めていく考えだ。