スズメの涙にもならない定期預金の利息ですが、少ないなりにも頑張っている金融機関があります。条件が合えば大手銀行の60倍の金利もありました! 円預金で増える時代ではないですが、比較的金利の高い定期預金をいろいろと探してみました

◆何も考えずに金融機関に預けていたら増えない
スズメの涙にもならない定期預金の利息ですが、少ないなりにも頑張っている金融機関があります。円預金で増える時代ではないですが、比較的金利の高い定期預金をいろいろと探してみました。

金融機関のホームページをみれば、普通預金や定期預金で預ける場合の金利が載っています。現在の大手銀行の金利は、普通預金金利は0.001%、定期預金金利は0.01%(スーパー定期1年)です。100万円を1年預けても、1年間で定期預金は100円、普通預金は10円しか増えません。しかも受取る利息には復興特別所得税まで含めて20.315%の税金がかかります。

ある銀行のホームページでは「お金をためる・増やす」欄に預金が載っているので、「貯まらないし、増えないでしょ!」と思わず一人突っ込みしてしまいました。実際この超低金利では、金融機関に定期預金や普通預金で預けていても、スズメの涙ほどしかお金を増やすことはできません。積み立てていけばためることはできますが、手間等を考えるとタンス預金の方が良いかも知れません。何も考えずにボーっと預けているだけでは増えないので、目的に合った預け先(運用先)や手段を考える必要があります。

◆預金できる金融機関は数えきれないほどある!
預金ができるのは大手銀行だけではありません。日本には預金できる金融機関が数えきれないほどあります。以下は金融庁のホームページに載っている「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」のうち、預金取扱等金融機関の数です。

銀行(都市銀行・信託銀行・その他の銀行) 32行
外国銀行 56行
地方銀行 64行
第二地方銀行 40行
信用金庫 261金庫
労働金庫 13金庫
信用組合 148組合
※銀行は平成30年6月1日現在、信用金庫は平成30年1月22日現在、労働金庫は平成27年7月1日現在、信用組合は平成30年2月19日現在

合計すると614にもなります。外国銀行は預金できない場合が多いですが、外国銀行を除いたとしても558あります。この他に、全国にあるJA(農協)でも預金はでき、預け先を選ぶのに悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

◆定期預金はどこも同じだと思っていたら大間違い!
護送船団の時代はとうの昔に終わっており、今は金融機関によって預金金利が違います。金利で庶民を応援してくれる金融機関がないか預入期間1年で探してみたところ、少しだけ気になる金利の金融機関がありました。金利は税引き前です。

◆銀行
●じぶん銀行 夏のボーナスフェア 円定期預金特別金利キャンペーン(7月31日迄) 金利0.20%
●東京スター銀行 スターワン円定期預金プラス(預入金額300万円以上) 最大金利0.25%
●香川銀行 セルフうどん支店 超金利トッピング定期預金(預入金額100万円以内) 金利0.28%
●SBJ銀行 ミリオくん(7月20日迄、預入金額100万円以上、初回限定、先着3千人限定) 金利0.40% 
●大正銀行 大正相続定期預金(相続金受取者専用、預入金額100万円以上、初回限定) 金利0.50%

◆信用金庫
●しずおか信用金庫 しずしんインターネット支店燦燦定期預金(預入金額10万円以上) 金利0.33%
●大阪シティ信用金庫 夢ふくらむ支店夢プレミアム 店頭表示金利 +0.35%
●大阪信用金庫 だいしん未来支店だいしん定期(9月30日迄) 金利0.37%
●コザ信用金庫 年金定期預金がんじゅ~ 金利0.71% ※年金受取者限定

預入期間6カ月ですが、西武信用金庫の相続定期預金「未来預金」は金利1.00%です。

◆信用組合
●ミレ信用組合 
スーパーみらい(新規預入限定) 金利0.345%(非組合員は0.245%)
特別金利定期預金“未来2018”(9月28日迄、預入金額10万円以上1千万円以下) 金利0.45%(非組合員は0.40%)
長寿(60歳以上、年金受取実績有り、預入金額10万円以上1千万円以下、出資金1万円以上の組合員限定) 金利0.545%

●ウリ信用組合
プレミアム定期預金翔(組合員限定) 金利0.40%
悠ライフ3(3月29日迄、満60歳以上の組合員限定、年金受取口座契約者限定、預入金額10万円以上1千万円以下) 金利0.60%(年金受取口座契約者以外は0.45%)

100万円を1年預ける場合でも、0.01%で預けたら100円(税引前)の利息が0.40%で預けたら4千円(税引前)です。大した違いがないと言われれば返す言葉もありませんが、預入先を変えるだけの努力でも効果はあります。

ここに取り上げた定期預金は、誰でも加入できるのもあれば、加入要件(組合員限定や年金受取者限定等)があるものもあります。個々において金融機関に対する好き嫌いもあるでしょう。全ての金機機関を調べたわけではないので、さらに探していけば、より魅力的な預金金利がきっと見つかります。

少しでも資産を増やせるよう、小さな努力をコツコツと積み重ねていきましょう!

文=松浦 建二(マネーガイド)