メディプラス研究所は7月5日、「泣く回数」「泣かない県ランキング」などについて明らかにした。これは3月7日~17日、20~69歳の男女14万人を対象にインターネット調査で実施した「ココロの体力測定2018」の結果をもとに分析したもの。

  • ストレスレベル別 泣く回数平均/月

    「ストレスレベル別 泣く回数」(平均/月)

「ココロの体力測定2018」は、厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」をもとに独自加工して、点数化している。高ストレス者~低ストレス者を算出し、それぞれのストレスレベルの泣く回数の平均をみたところ、男女とも低ストレスな人ほど泣く回数が多くなる傾向にあることがわかった。

1カ月に「泣く回数」の平均についてみると、「月に1度も泣かない」と回答した人の割合は、女性が26.7%であるのに対し、男性はおよそ倍の52.5%だった。

  • 泣く回数平均/月

    「泣く回数」(平均/月)

年齢層別では、30代~40代前半の男性が、月に「0.9回」と回答した。女性は全年齢層で月2回以上泣いているが、30歳前後から40代前半は最も低い「2.0回」となった。

  • 年齢層別 泣く回数平均/月

    「年齢層別 泣く回数」(平均/月)

「泣く男性を見てどう思うか」を聞いたところ、「人間性豊かだと思う」が男性40.5%、女性41.4%で最も多かった。次いで「優しいと思う」(男性26.5%、女性31.2%)となっており、「女々しい」「精神的に弱い」を大きく上回る傾向にあった。

  • 「泣く男性を見てどう思うか」(30~40代)

    「泣く男性を見てどう思うか」(30~40代)

「泣くことはほとんどない」の回答を各都道府県別に集計した「泣かない県ランキング」で、男性の第1位となった県は、「三重県」(57.6%)だった。2位は「愛知県」(56.1%)、3位は「神奈川県」(56.1%)となっている。

  • 「泣かない県ランキング」(男性)

    「泣かない県ランキング」(男性)

一方、女性をみると第1位は「和歌山県」(30.1%)となった。以降、2位「福井県」(29.6%)、3位「福島県」(29.3%)と続いた。

  • 「泣かない県ランキング」(女性)

    「泣かない県ランキング」(女性)