オン・セミコンダクターは、グローバル企業として幅広い社内共有サービスを提供するために、設備と機能を拡張した情報技術(IT)センターをチェコ共和国のロジノフ・ポド・ラドホシチェム(以下、ロジノフ)に開設したことを発表した。

同社によると、今回の拡張は、ハイテク製造および技術プロセスにおける情報技術の活用に向けた積極的な取り組みと、自動化およびインダストリ4.0に向けた総合的な戦略を示すものだという。

ロジノフは、製造工場とデザイン・センターに隣接しているため、ヨーロッパにおける新しい集約した地域データセンターの拠点として選ばれた。ロジノフにおける同社の製造活動の大幅な拡大にともない、業務の範囲と従業員数が継続して増加し、ITセンターはハイテクビジネスに不可欠な最新の技術導入に向けての拡張が必要な段階に達していた。

同センターの活動には、エンタープライズシステムと製造システム、工場の統合と自動化、および年中無休のITシステムの稼働に向けたソフトウェアソリューションの設計、開発、統合、および実装が含まれる。

今回の拡張には、120名の従業員向けの新しいオフィススペースも含まれる。この新オフィスでは、技術スタッフが会社の情報システムをより創造的かつ効率的にサポートし、新しい技術とイノベーションに集中できるように最適な職場を提供するということだ。

オン・セミコンダクターのシニア・バイスプレジデント兼CIOであるケビン・ハスキュー氏は、次のように述べている。「当社のお客様は、 ご自身の製品に対する高度なエネルギー効率ソリューションに加え、 品質全体を向上させるために高度なITシステムを活用することを当社に求めています。 今回の投資は、 新しい収入源を見いだし、 顧客体験を再考し、 組織のプロセスを合理化し、 労働生産性を向上させる機会を得るために、 当社がどのようにデジタル技術を活用しているかを明確に示すものです」