女性専用シェアハウスをめぐる投資トラブルで問題となっているスルガ銀行。一連の問題によって、スルガ銀行の株価は大幅に下落しています。株価はまだ下落するのでしょうか?

女性専用シェアハウスをめぐる投資トラブルで問題となっているスルガ銀行が、株主総会を開いたとの報道がありましたね。一連の問題によって、スルガ銀行の株価は大幅に下落しています。株価はまだまだ下落するのでしょうか?

◆チャートで現状を確認しよう
まずはスルガ銀行のチャート2年分を見てみましょう。
スルガ銀行日足チャート。会社四季報オンラインより。
シェアハウス問題が発覚する前の株価は2,000円台後半でしたが、株価は下落を続け、現在は1,000円を下回っている状況。アベノミクス以前の株価水準にまで下落しています。

◆ボリンジャーバンドとは
チャートを移動平均線からボリンジャーバンドに変更してみましょう。
スルガ銀行日足チャート。会社四季報オンラインより。
ボリンジャーバンドとは、ミッドバンドと呼ばれる移動平均線(オレンジ色の中央の線)を中心に、上下にプラス・マイナス1σ、プラス・マイナス2σ、プラス・マイナス3のσ、計7本の線(バンドと言います)で表示される株価チャートが一般的です。

バンドは株価の動きに合わせて、広くなったり、狭くなったりします。バンドが一定の幅で水平な時期はボックス相場、いわゆる横ばいであるとみなすことができます。そして、バンドは上下どちらの方向にも広がる可能性があり、バンドが広がった場合にはその方向のトレンドが発生したと考えることができます。

一般的に、ミッドバンドよりマイナスは売られすぎとされ、買いのタイミングとされています。反対に、プラスは買われすぎとされていて、売りのタイミングとされています。そのバンドの方向性に沿って株価が動くことを「バンドウォーク」と言います。

◆スルガ銀行株、今後の動きは?戦略は?
ボリンジャーバンドは現在、下向きになっていることがわかります。さらに、バンドに沿って株価が動いている、つまりバンドウォークしている状況で、下落トレンド中だと分析することができます。

株価が下落トレンドの場合、底打ちが確認されるまで下落を続けます。株価が中長期的に安くなると予測している場合、一時的もしくは短期での上昇を狙って株を買う取引、いわゆる逆張りでの取引が有効です。

今後、下向きのバンドに変化が発生してくれば、底打ちの兆しが見えてくるかもしれません。ただ、株価はファンダメンタル要素も織り込みます。現時点で、ファンダメンタル要素に明るい兆しが見えているのかと言えば、見えているとは断言できない状況だと言えるでしょう。

以前に比べれば安いからと言って安易に買えば、株価がさらに下落する恐れもあります。株価は上がれば下がり、下がれば上がります。株価に底打ちの兆しが見えるチャート形状になっているか、ファンダメンタル的要素に解決の糸口が見えるか、を確認したいところですね。

※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。

文=横山 利香