プロトラブズは6月30日、2018年7月1日付で今井歩氏が職務執行者社長に就任することを発表した。

プロトラブズは、「新社長の下、社員一丸となって、独自のデジタル・マニュファクチャリング・システムによるオンデマンド受託製造を通じて、より一層、日本のものづくりに貢献します」とアナウンスしている。

また、今井氏はこのたびの社長就任に際し、「これまでの多分野における事業の立ち上げやグローバル市場でのセールス、マーケティングの経験と実績を生かして、プロトラブズのさらなる事業拡大に貢献したいと考えています」と語っている。

なお、今井氏は、デルフト工科大学(Delft University of Technology)の機械工学部で生産工学を専攻し、修士課程修了後、1996年にソニーに入社。社内外の工場の生産効率改善やVAIOブランドのデスクトップコンピュータの欧州事業の立ち上げに携わる。

2005年、ハーバード大学経営大学院MBAを取得し、同年、蘭Royal Philips Electronicsに入社。ブルーレイディスクプレイヤーの企画・商品化に携わったのち、フィリップス エレクトロニクス ジャパンに異動し、ヘルスケアIT事業部長に就任。2009年にメルクへ移籍し、新事業開発部長として新規電子材料事業の立ち上げ、6か国にまたがるグローバルセールスを統括した。そして2016年より、スペクトリスPMS(Particle Measuring Systems)事業部のゼネラルマネージャー(日本法人責任者)に就任し、精密測定機器および環境モニタリングシステムの事業拡大に注力した。