LeapMindは、組込みディープラーニングモデル構築ソリューション「DeLTA-Lite(デルタライト)」の契約者に対し、 FPGA上でディープラーニングを評価するために必要なハードウェアが一式セットになった「DeLTA-Kit(デルタキット)」を付属して提供することを発表した。

  • ディープラーニングを評価するために必要なハードウェアセット「DeLTA-Kit」

    ディープラーニングを評価するために必要なハードウェアセット「DeLTA-Kit」

DeLTA-Kitは、FPGA上でディープラーニングを評価するために必要なハードウェア一式がセットになった「組込みディープラーニングモデル評価キット」。 2018年4月に提供を開始した「DeLTA-Lite」で生成したモデルを、より簡単にハードウェアに実装できるもの。

これまで「DeLTA-Lite」を使用すると、正解ラベル付きの学習データと実装するハードウェアのみの準備で「組込みディープラーニング」をエッジデバイス上で評価できた。 これに加え、同キットを併用することで、実装するハードウェアの準備が不要となり、ディープラーニング導入のためのハードウェア上における技術検証がさらに容易に実施できるようになる。

また「DeLTA-Lite」とセットで使うことが前提となっているため、組込みディープラーニングを導入する際に必要なソフトウェアとハードウェアをはじめとする、高度な専門的知識も不要となっている。

  • 「DeLTA-Kit」同梱物

    「DeLTA-Kit」同梱物

なお、DeLTA-Kitには、USBカメラ、DE10-Nanoボード(学習済みサンプルモデル+周辺プログラム一式)、USBケーブル、LANケーブル、TypeA-microB変換アダプタ、ACアダプタ、クイックスタートガイドといった評価に必要なハードウェアをはじめ、 すぐに利用開始できる内容がそろっているとのことだ。