だれも家計のやり繰りに苦労する時期があります。そんなときに、節約、倹約といって消費を我慢するのは辛いことです。同じ結果を得るためなら、辛いより快適な方法の方が良いのでは?節約と思っていない私のお金の貯まり方を、ご参考にしてください

◆「節約が嫌い」な私のお金の使い方
私は節約が嫌いです。かといって浪費家ではありません。必要なときしかお金を使わない、という習慣が自然とできてしまいました。よく考えてみると、今のような消費文化の中では、私のような考え方はユニークなのだと気付き、この記事でご披露させていただきます。

◆節約するからストレスが生まれる
ほとんどの人は、人生のある時期に、集中的にお金を貯めることが必要です。そのために、消費を抑えなければならないときがあります。しかし、そのことを節約と思ってやるのは、ストレスが生まれます。

節約志向は、欲しい物を買わないで我慢するという悲愴な感傷を生じさせます。結果的に、自分の欠乏感にフォーカスしてしまい、自己評価まで下げてしまうことがあります。「自分は買いたい物も買えない人間だ」なんてね。人はお金を使える人を成功者と思い、お金を使えない人を貧乏人と見なす傾向があります。ホントは逆が真かもしれないのに。

◆物に頼らない生活はお金が貯まる
私は、物に頼らない生活を心がけています。気持ちや感情を大事なことだと考えているからです。

・自転車で行けるところは、自転車で行きます。その方が、身体が鍛えられるから。
・マイカーも持ちません。自動車が必要なときはカーシェアリングを楽しみます。
・大好きな衣服は大切にして繰り返し使います。その方が愛着が増すから。
・外食はあまりしません。スーパーで素材を買ってきて家で調理して食べることが好きです。
・コンビニや100円均一ショップには、ほとんど入りません。大事なモノはまったく売っていない場所だから。
・身体に有害なジャンクフードやスナックは、買いません。最高の財産は自分の健康だから。
・ポイントやマイルも貯めません。優待ぶら下げて消費を誘う仕掛けには不愉快になるから。
・必要な数しか買いません。まとめ買いと割引されても、結局は余ってしまうから。
・採算に合わない資産は持ちません。将来は家も売って、死ぬまで賃貸生活が理想です。

以上は、節約だとは思わずに、結果的に節約になっている事例です。だから、ひと月3万円もあれば、暮らしていけます。

◆大事なことにはお金を惜しまない
だからといって、お金を使わないワケではありません。自分の価値上昇につながることにはお金を惜しんではいけないと思っています。仕事上の重要な武器であるパソコン&スマホ関係。指導的な場所に立つときの服装・身だしなみ関係。能力を磨くための情報や学習機会。これらには、上限を設けずに、思い切ってお金を使っています。

もちろん、クレジットカードや分割払いは使いません。現金の重さを自覚して、価値の交換をする意識で大切にお金をお支払いします。

◆ご褒美と言って買うのは妄想?
よく「自分にご褒美をあげた」などといって、普段は買わない物を買う人がいます。たとえば、身体に悪いスイーツとか、ただ外見だけの装飾品や美術品、自分に不釣り合いの高級ブランド品など。それにお金を使うことで、快感を感じるとか、気持ちが盛り上がるというのですが、妄想ではないでしょうか。私は物欲に屈した自分がイヤになります。そうした物質依存をしなくても、自己を維持していける強い自分を誇りに思うことの方が、私には快適です。

節約がつらいのは、我慢、辛抱という苦役を自分に課しているからではないでしょうか。生活のいろいろな場面で、物に頼らない生き方、心や気持ちを優先する信条を持っていれば、物を買わないことを選択することは簡単です。

皆さんも、自分らしい方法で、無駄なお金を使わない習慣を作ってください。この国では、太陽も水もチャンスも全部タダ。いつも満たされているのですから!

文=北川 邦弘