Microsoftは2018年6月21日(米国時間)、「Visual Studio Code C/C++ extension June 2018 Update|Visual C++ Team Blog」において、Visual Studio Code C/C++エクステンションの2018年6月のアップデートを紹介した。VisualStudio CodeのC/C++エクステンションはよく使われているエクステンションの1つ。

紹介されている新機能や改良点は次のとおり。

  • ワークスペースのcompile_commands.jsonファイルを自動的に検出し、IntelliSenseの自動設定を実現。複数のファイルが検出された場合はエクステンション側からどのファイルを選択するかを聞いてくる
  • 2018年5月のアップデートで導入されたincludePathにおける再帰検索機能の向上。大規模フォルダを指定した場合のパフォーマンスを大幅に引き上げ
  • これまでincludePathとbrowse.pathの双方がパスの指定として使われてきた。それぞれ意味が異なっているものの、今回のアップデートでincludePathに統合し、browse.pathをオプション扱いに変更
  • browse.pathはオプショナル扱いに変更 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    browse.pathはオプショナル扱いに変更 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

10万人以上のアンケート結果をまとめた「Stack Overflow Developer Survey 2018」で、Visual Studio CodeはVisual Studioを抜いて最も人気の高い開発環境に選ばれている。軽量高速かつエクステンションでさまざまな機能を追加できる点が開発者に好まれている。