マウスコンピューターは2018年6月13日、Windows 10 IoT Enterprise搭載の小型PCを同日より販売開始することを発表した。法人向けパソコンブランド「MousePro(マウスプロ)」として、3万9,800円(税別)より、マウスコンピューターWEBサイトや電話通販窓口、各ダイレクトショップにて販売する。

  • 「MousePro-C100P-IoT」(同社資料より)

    「MousePro-C100P-IoT」(同社資料より)

組み込み型に特化したWindows 10 IoTは、デジタルサイネージ(広告)やキオスク、ATM、POSレジといった各端末など特定業務用PC向けOS。USBアクセスを制限するUSB Accessや、OSを再起動することで初期状態に戻すUnified write Filter、業務利用に向けたLayout Controlなど、通常のWindows 10とは異なる機能を用意し、業務に特化した運用が可能。また、長期利用を踏まえてアップデートチャネルは半期チャネル(従来のCBBに相当)を選択し、Windows Updateによる業務停止機会を最小限に抑える。

本体サイズは70×70×34.1ミリグラム、重量は約164グラム。HDMIポート、USB 3.0ポート、microSDカードリーダー、無線LAN、RJ-45など各種インターフェースを備える。HDMIデバイスとの電源連動や時間指定での起動、有線LAN経由のスイッチコンセントと連動した起動など、現場での利用を想定した電源操作も可能だ。また、VESAマウントキットを標準で用意し、ディスプレイやテレビの背面に設置した運用も行える。

阿久津良和(Cactus)