日本ユニシスグループは6月8日、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援する「RinzaLab」を2018年7月に開設すると発表した。

RinzaLabは、顧客の課題解決や、業種を横断した新しいビジネスの創出を目的に開設された顧客と協働・共創する場。企業内に存在するさまざまなデータを分析し、AIや第三者データ、オープンデータを融合・活用することで、今までにない新しい発想を生み出し、顧客の課題解決と業種業界をまたがる新たなビジネス価値の創出や、その先にある社会課題の解決に挑戦するとしている。

具体的には、自然言語処理技術、統計解析・将来予測、機械学習や深層学習などのAI関連技術を中心とし、ビジネスエコシステムを構成するパートナーから提供されるクラウドサービスやソフトウェアを取り入れたオープンな技術体系である「Rinza」を用いたデジタルトランスフォーメーションサービスとして、「Community」「Analytics Platform」「Technical Team」の側面からリソースを提供する。

  • 「RinzaLab」

    RinzaLabの特徴

「Community」では、課題定義/分析計画ワークショップの実施、AIベンチャーなどの新技術の利用や、事例紹介などの情報発信、情報交換や意見交換などのディスカッションができる機会を提供。「Analytics Platform」では、検証環境/本番環境/基幹データ連携を実現するためのリソースだけでなく、オープンAPI、データの仲介など、データ分析や検証に必要な環境を提供する。「Technical Team」では、データサイエンティストによる分析サービス、AI機能や学習済みデータを組み込んだサービス開発など、同社のスペシャリストが相談に応じるという。