NECは6月7日、仮想化・クラウド環境向けのストレージシステム「iStorage M シリーズ」の新製品4機種と、ストレージの性能状況を把握・分析し改善策を提案する「性能傾向分析サービス」など2種のサービスを販売開始すると発表した。

  • 「iStorage M シリーズ」

「iStorage M シリーズ」の新製品では、ローエンドモデルを刷新し、HDDとSSDを混載可能なハイブリッドモデル「iStorage M12e」「iStorage M120」「iStorage M320」の3機種と、オールフラッシュモデルの「iStorage M320F」を販売開始する。

今回の新製品では、最新CPUの採用、並立処理の最適化などにより、性能を従来機比で約2～4倍に引き上げたほか、ホストポート数、ディスク数、キャッシュ容量も拡大している。

また、新製品はSSD対応製品のラインナップ強化やSSDの長寿命化技術の向上、フラッシュメモリ用に特化した性能強化（データ圧縮機能）を図っている。

価格（税別）は、「iStorage M12e」が79万円～、「iStorage M120」が108万4000円～、「iStorage M320」が569万円～、「iStorage M320F」が709万円～で、7月2日の出荷開始を予定している。

新サービスでは、ストレージ負荷状況の報告書を作成する「性能レポートサービス」と、「性能レポートサービス」に加え、ストレージアクセスの問題点の兆候を検出・分析し、改善策を提案する「性能傾向分析サービス」を提供する。