富士通は6月5日、300床未満の中堅規模病院を対象にした電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-MX」を同日より販売開始すると発表した。

同製品は、中堅規模病院向けの同社電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE EGMAIN-LX」をベースに、病床数にあったハード構成やオプションを自由に組み合わせることができるなど新しい機能をフレキシブルに提供するというもの。処方箋などの情報を一画面に表示するマルチカルテビューアをはじめとする中堅規模病院向けの豊富な機能や、がん治療で投与する薬剤の計画書作成から運用までをトータルで行えるレジメン機能を搭載した。

また、電子カルテシステムに蓄積された医療情報データを、リアルタイムに活用できるデータ抽出基盤を提供することにより、研究、教育などを目的としたデータ集計や統計業務の効率化を支援する。

さらに、地域医療ネットワーク「HumanBridge EHR ソリューション」との連携により、地域に点在する患者情報の集約・共有などを、複数の法人間で実現し、医療資源の最適化を支援するとしている。

価格は3500万円から(ハードウェア、ミドルウェア、アプリケーションパッケージ、そのほか導入に必要なセットアップ費用や操作指導などのサービス費用を含む)。