スーパーストリームは6月1日、同社の会計ソリューションである「SuperStream-NX」の新バージョンであるVer.2.1を公開した。従業員向け経費精算機能について操作性を中心に大きくリニューアルしたといい、従業員はモバイルによって時と場所を選ばずに経費精算ができるため、時間を効率的に使うことが可能となり、働き方改革の実現につなげられるとしている。

  • SuperStream-NXのスマートフォン画面

  • SuperStream-NXのPC画面

同ソリューションでは、交通機関の運賃はヴァル研究所の「駅すぱあとWebサービス」を利用して検索が可能。

また、定期券区間運賃の自動控除や旅費規程に則した手当金額の自動設定など、従業員が効率的に入力するための機能を提供しているという。

さらに、モバイルから申請した承認状況や振込日の確認も可能としている。

  • OCR機能の流れ

領収書などの証憑書類はスマートフォンのカメラで撮影し、申請情報と紐づけた申請が可能で、OCR機能にも対応しており、領収書の日付と金額を読み取って申請の明細情報として利用できる。

さらに、領収書の電話番号を検索して、領収書を発行した会社名や店舗名を表示して利用することもできる。

そのほか、経費の承認もモバイルから可能で、承認者不在によるワークフローの滞留を防ぐ。

また、駅すぱあとを利用して登録した運賃データを利用していない申請と判別ができるようにアイコンを表示するなど、確認作業を支援する機能を備えるという。

ペーパーレス化に関連する機能としては、「証憑管理e文書対応オプション」の利用により、従業員がモバイルで撮影して登録した証憑データにタイムスタンプを付与でき、これにより、証憑書類は電子帳簿保存法に添った取り扱いが可能になるため、本格的なペーパーレスの運用が実現できるとしている。

また、入力項目と勘定科目、補助科目を紐付けできるため、会計知識の無いユーザーにも仕訳に必要な情報を正しく登録させられるという。

  • ダッシュボード画面

このほか、予算と実績を対比させたグラフの確認が可能で経営の迅速な意思決定を支援するというダッシュボード機能や、フラット&ユニバーサルデザインの採用、個々のユーザーが使用頻度の高い機能やファイルをまとめて表示できる「マイメニュー機能」などを採用している。