ユニアデックスは5月23日、企業内のクラウドサービス利用の実態を可視化し、利用者の振る舞いをコントロールする「CASB(Cloud Access Security Broker)」サービスの提供を開始した。

  • CASBサービスの概念図

    CASBサービスの概念図

新サービスでは、企業内のクラウドサービスの利用実態を可視化し、利用者の振る舞いを把握、危険な行動・リスクの高い行動のコントロールが可能。これにより、自社のコンプライアンスを維持しつつ信頼性の高いサービスを選択でき、安全にクラウドサービスの利用を可能としている。

また、マカフィーの「McAfee Skyhigh Security Cloud」、米Netskopeの「Netskope Active Platform」、シマンテックの「Symantec CloudSOC」、シスコシステムズの「Cisco CloudLock」を選択を可能とし、ユーザー企業は自社の実態に沿った適切なサービスを採用できるという。

さらに、クラウド利用の可視化とユーザーコントロールが行えるため、導入により企業課題の発見が可能としている。しかし、浮き彫りになった課題解決のためのプロセスを新たに確立する必要があり、同社はレポートからアセスメント、ポリシー策定までをセットで提供することで、企業内のクラウドセキュリティーガバナンス定着までを支援する。

そのほか、20人を超えるCASBエンジニアを育成しており、全国での提供が可能としている。同社では、新サービスと周辺サービスの提供も含め、2020年までの累積で20億円の売り上げを目指す。