大日本印刷(DNP)は5月24日、生活者の買い物の履歴であるレシートに記載された情報を抽出・加工し、マーケティングデータとして活用する「お買い物レシート統計」を開発したと発表した。今回、ESRIジャパンのGIS(地理情報システム)と連動させて、自社の販売状況だけでなく、他社を含む特定地域の購買実態を視覚的に把握できるサービスを開始する。

同サービスの「個店分析」では、「お買い物レシート統計」データから照合可能な店舗情報を抽出し、地図上に可視化することができる。自社・他社に限らず指定した店舗の利用者の利用回数、平均購買価格等の把握が可能だ。

また、「商圏分析」では、GISで指定した商圏内全体の利用動向の把握(利用者の年代別構成、店舗の業種構成等)、商圏内における店舗毎の利用状況(利用頻度、購買金額、同一商圏内における平均利用回数ランキング等)の分析ができる。

  • 商圏分析イメージ

    商圏分析イメージ

そのほか、自社店舗を利用する顧客が同一商圏内で利用している他の店舗を地図上にプロットし、来店している顧客の買い物行動圏を視覚的に把握できる「併用利用分析」なども搭載。同一商圏内での他社店舗の併用状況を把握することができるという。

  • 併用利用分析イメージ

    併用利用分析イメージ