ヤマハは5月22日、渋谷区と民間企業や大学等の持つ技術やノウハウを活用し、協働して地域の社会的課題の解決を図るための包括連携協定「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー(S-SAP)協定」を5月21日に締結したことを発表した。

これまで同社は、渋谷区内に「ヤマハ渋谷店」や「ヤマハエレクトーンシティ渋谷」などの拠点を置き、流行に敏感な街の中でさまざまな音楽文化を発信してきた。近年では、2014年に地域コミュニティ育成のための市民参加型音楽祭「渋谷ズンチャカ!」の立ち上げを主導。音と音楽で人々が交流する街づくりを目指し、地域と一体となって企画運営を行っている。

  • 「渋谷ズンチャカ!」イメージ

今後は、「渋谷ズンチャカ!」を通じた地域コミュニティ活性化に向けた支援だけでなく、多様性の実現としてAIなどの先端技術を用いた演奏の楽しみの提供や「SoundUD」を活用した帰宅困難者誘導支援の多言語アナウンスなど、さらに幅広い分野において相互の連携強化を深め、協働して地域の社会的課題の解決を推進していく予定だ。