インテルは、IoTやAI(人工知能)、VR(仮想現実)など、最新のコンピューティング技術の利用モデルやコンセプトを紹介する「インテル コラボレーション・センター」を同社東京オフィス内に開設すると発表した。

  • 「インテル コラボレーション・センター」

同センターは、業界関係者の人を対象に、最新のコンピューティング技術を紹介し、ビジネスのさらなる成長を促進するとともに、新規ビジネスの創出を目的に開設された。

現在、急速に採用が拡大しているIoTやAIの利用モデルや、VRやパーセプチュアル(知覚)・コンピューティングをはじめとした次世代のコンピューティング技術に基づく新しいユーザー体験などを提供する。

インテル コラボレーション・センターでは、インテルのテクノロジーをベースとする以下の10個のコンセプト/テクノロジー・デモンストレーションを展示している。

(最新コンピューティング)
・8K超高解像モニターとPCプラットフォームの組み合わせによる先駆的なPC体験
・クレジットカードよりほんの少し大きいサイズのPC、インテル Compute Card
・空間採寸・温度センシング ソリューション向け頑丈タブレット

(AI関連技術)
・AIを用いた世界初のイラスト自動着色サービス
・組込みDeep Learningをいつでも、どこでも、だれにでも利用可能にする組込みDeep Learningモデル構築サービス
・インテルFPGAによるデータセンターの高速化
・USBスティック型のディープラーニング推論アクセラレーター、Movidius Neural Compute Stick

(VRやパーセプチュアル・コンピューティング)
・世界最先端3D触力覚技術
・Intel Labで考案された自動車運転時のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)開発を支援するドライビングシミュレーター

(IoT)
・ネットワークに繋がることで新しい機能を採り入れ進化したインフラとしてのIoT自販機

インテルでは、今回のコラボレーション・センターの開設を機に、日本のみならず、近隣アジアの業界各社とのコラボレーションもさらに活発にし、世界をリードするユーザー体験を提供できる製品やサービスの創出を目指すとしている。