リーグ前節の湘南戦で11試合ぶりのゴールを決めた、清水のFWクリスラン [写真]=J.LEAGUE

■川崎フロンターレ 5月の3試合で5失点、試合への入り方がカギ

【プラス材料】
 リーグ前節は柏に逆転勝ちを収めて連敗を2でストップ。決勝弾を決めたMF鈴木雄斗というラッキーボーイが生まれるなど、チームに明るい材料が増えてきた。

 公式戦の連戦がひと段落し、一週間空いてコンディション面の調整ができた部分は大きい。コンディションを考慮して出場機会のなかったMF家長昭博、MF阿部浩之、DFエウシーニョといった面々も前節は復帰を果たして躍動。今節も引き続き、心身ともに試合に向けた準備をできながら過ごせているのは、チームにとって何よりのプラス材料だろう。負傷を抱えているMFエドゥアルド・ネットは出場微妙で、今節もMF守田英正がボランチに入ることになる見込みだ。

 首位・広島にこれ以上離されないためにも勝利が求められる。

【マイナス材料】
 前節は柏相手に序盤で失点を喫した。攻撃力が自慢のチームとはいえ、5月の3試合で5失点。毎試合失点を重ねており、完封試合が少なくなっているのは気にかかるところだ。失点の多くを占めるセットプレーの対応は改善されつつあるが、やはり無失点にはこだわりたいところ。清水は前節4得点を記録。5月に入ってからは前半での失点が続いているだけに、チームとしてのゲームの入り方、そして守備陣としては集中した対応に気を配りたい。

 リーグ戦ではすでに今季4敗を喫している。これは昨年の敗戦数と並んでいる状態だ。しかも絶対の自信を持っているはずのホーム・等々力で4つの黒星を刻んでいる。ホームでの勝ちグセをつけてから、中断期間を迎えたい。

文:いしかわごう

■清水エスパルス クリスランが前節1ゴール2アシストと躍動

【プラス材料】
 リーグ前節で12試合ぶりの4得点を挙げたことは大きなプラス。前半はPKからの2得点だったが、FWクリスランが11試合ぶりのゴールを決めたことは大きく、それで勢いを得たクリスランは後半に2アシスト。このまま彼が調子を上げてくれば、チャンスメイクでも決定力の面でも今まで以上に力を発揮することが期待できる。

 今節はアウェイの川崎戦ということで、ボールを支配される時間は多くなるだろうが、押し込まれた中で耐えきる力は昨年よりも向上している。また連戦が一段落したことで中盤の4人のコンディションも多少回復しているので、良い形でボールを奪ってからのカウンターという得意の形も作りやすくなるだろう。そこでクリスランや好調なFW北川航也らが力を発揮して先制点を奪えれば、自分たちの流れに持ち込める可能性は十分にある。

【マイナス材料】
 前節・湘南戦の2失点はどちらもクロスから奪われたもので、クロスからの失点が多いという課題は継続している。川崎はサイドをしっかりと崩してからクロスを入れてくるチームなので、その対応にはよりシビアさが求められるはずだ。

 また、前節で左サイドバックのDF松原后が警告2回で退場となり、今節は出場停止。おそらく16日のルヴァン杯・札幌戦でセンターバックとして出場したDF二見宏志が左SBに入り、守備面はむしろ安定するかもしれないが、左からの攻撃の厚みや鋭さという面は多少低下するだろう。

 その札幌戦は3-0で完勝したが、プレーオフステージには上がれなかった。そのためルヴァン杯組のモチベーションが低下し、チーム全体の士気も下がるという懸念もある。今節への直接的な影響はないだろうが、今後に向けての不安要素にはなりうる。

文:totoONE編集部