NTTデータは5月18日、システムソリューションなどの開発を行うテックファームと京都銀行とともに、新しい事業性評価基盤の開発に向けた実証実験を5月21日から開始すると発表した。

  • 実証実験の概要

    実証実験の概要

「新しい事業性評価基盤」は、NTTデータとテックファームが、地方銀行と地域経済の関係性を深め、財務数値によらない形で地域事業と向き合うことで、精度の高い事業創発や事業改善につながるポテンシャルの可視化を目的としている。

今回の実験では、消費者や観光客へ、京都市内でおとなの社会科見学(地域事業者による自社商品・サービスの体験や工場見学など)を提供するとともに、その体験アンケートをNTTデータおよびテックファームが分析し、地域事業者および京都銀行にフィードバックする。それにより、地域事業者での事業改善や京都銀行で財務指標によらない定性的な事業性評価に活用できるかを検証する。

実験の期間は2018年5月21日から6月10日で、場所は京都市内。

実証実験を通じて得られた課題、新たなサービスアイデアは、「BeSTA FinTech Lab」の活動を通じて、「BeSTA FinTech Lab」に参加する金融機関へ提案を行っていく予定だ。