定年を迎えると、生きがいが無くなってしまったという話を聞くことがあります。生きがいとはすなわち生き生きと生活をすることだとも言えるのではないでしょうか? 好きなように時間が使えると言っても、自由過ぎるのは問題。セカンドライフの今だからこそできることに取り組むことが大切です。

セカンドライフを迎えると、どのように生活したら良いのか分からない、生きがいがないという話をよく聞きます。生きがいがないというのは、生活をする上でとても辛いことでもありますが、その問題を解決させるためには、自由過ぎる時間をできるだけ少なくすることが必要なのです。

◆24時間のスケジュールを立てよう
セカンドライフのスタート当初は、自由時間を手に入れたことで幸せを感じる人も、ただ家で過ごすとなると社会から取り残されたように感じることがあり、不安や不満を抱くようになります。そのようにならないためにも、まずは1日のスケジュールを立てることから始めましょう。

スケジュールを立てる場合、大雑把に「自分の時間」「自宅にいる」「外出する」というのではなく、自分の時間で何をするのか、自宅ではどのように過ごすのか、外出するときには、どこで、誰と、どのように過ごすのか等、具体的な内容を決めることが必要です。スケジュールは表にして見やすいところに貼っておき、行動指針とすると良いでしょう。

何をして良いのか分からないという声が届くのは、女性よりも男性に多く見られます。とはいえ無理を承知で特別なことをしなくてはならない訳ではありません。たとえば自宅で家族と料理を楽しむのも良いかもしれませんね。

食事の支度ひとつを取ってみても、予算内で買い物をし、献立を考えて料理をするのは大変だと思います。慣れないことなので失敗するかもしれませんが、家事に慣れておくと年齢を重ねた時にも自活できるようになるなど良いことばかり。家事の一般を担うことで、今の自分にあった金銭感覚も身につけることに役立ちますので、この機会に是非、取り組んでみて下さい。

◆セカンドライフだからこそ学んでみよう
今さら勉強はしたくないという人も多いのですが、60歳以上の生徒を対象に、割引制度を導入しているスクールや教室が増えてきています。セカンドライフだからこそ、まとまった時間を使って腰を据えて勉強に取り組むことができるのです。

英会話等の語学学校、絵画教室、音楽教室、カルチャースクール等、興味があれば積極的に参加すると良いですね。多くのスクールでは、スクール内でイベントを実施しています。今まで出会うことのなかった年代や職業の人たちと友達になることができますので、学ぶプラスαの楽しみが得られます。

学ぶ内容にもよりますが、趣味として始めたことが生きがいとなり、ビジネスを始めるきっかけとなることもあるのです。今の自分だからこそできること、身につけたスキルを社会に還元できるのも時間があるセカンドライフだからこそ。

一時期ブームになったバンド活動も、ライブハウスでライブを開催する、ボランティア活動の一環で演奏をするなど、趣味を楽しみながら社会に役立つことができます。見逃す手はありませんね。セカンドライフの最大のメリットは、若い時に比べて自由になるお金があり、かつ時間があるということです。これからの生活を見据えながら、自分磨きにも投資することが大切なのです。

文=飯田 道子