東京農工大学大学院工学府(以下、工学府)と理化学研究所革新知能統合研究センター(以下、AIPセンター)は、両機関における連携講座設置に関する覚書を締結し、工学府電子情報工学専攻(博士後期課程)に「革新知能基盤連携講座」を設置したと発表した。

同覚書の締結により、工学府では、AIPセンターに所属する研究者を客員教員として委嘱し、工学府博士後期課程に開設される授業および研究指導、または研究指導補助を担当するため博士(工学)の学位取得が可能となる。

また、今回の「革新知能基盤連携講座」の設置は、知能情報工学、人工知能工学などの情報学及び関連分野における人材育成の必要性がますます高まっていることを背景としたもので、これにより、AI分野における研究教育を戦略的に推進し、産業界や学術界で世界的に活躍できる高度AI人材を育成するという。

東京農工大学では、AIに関連する分野について、これまで大学院工学府のさまざまな専攻において研究教育を実施してきている。今回の覚書の締結により、連携講座にAIPセンターから5名の客員教員が着任し、授業や大学院生の研究指導を行うことになる。着任するのは、認知行動支援技術を研究する大武美保子客員教授、離散最適化を研究する前原貴憲客員准教授、探索と並列計算を研究する美添一樹客員准教授、テンソル学習を研究するQibin Zhao客員准教授、近似ベイズ推論を研究するKhan Mohammad Emtiyaz客員准教授となっている。

これにより、2018年10月入学の大学院生から、東京農工大学の小金井キャンパスだけでなく、日本橋の理化学研究所AIPセンターで研究を実施し、博士の学位を取得することが可能になる。また、博士前期課程の学生も、連携講座客員教員の指導の下に修士(工学)の学位を取得することができる。