[サンフランシスコ 14日 ロイター] - 米調査会社イーマーケターは14日付リポートで、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは昨年発覚したセクハラ問題などの一連の不祥事により、競合相手の米リフトにシェアを奪われて成長が鈍化しているとの見方を示した。

イーマーケターによると、ウーバーは今年は米国で4800万人が利用する見込み。昨年を18%上回るものの、イーマーケターが予想した5100万人には届かない。昨年の利用者も4100万人弱と、以前予想していた約4400万人に及ばなかった。イーマーケターは、不祥事が競争力を低下させたと分析し、2021年までの年間の成長率見通しを下方修正した。

一方でリフトは14日、市場シェアは全米で35%、米国内16都市では40%を上回ると発表した。

イーマーケターの予想担当ディレクター、シェリーン・シュム氏は「昨年起きた一連のセクハラや広報対応に関する問題は、予想していたよりもウーバーのブランドイメージを傷つけた。リフトはその隙をついて、より社会的な意識が高い企業としてのイメージを伸ばしシェアを奪いつつある」と指摘した。

ただ、今年末時点ではウーバーは依然市場シェアのおよそ77%を握り、リフトの48%を上回って最大手であることには変わりはない。16年はウーバーが90%、リフトは29%だった。

イーマーケターによると、22年にはウーバーのシェアが約74%、リフトは59%となる見通し。

配車サービスは利用が重複するため、シェアの合計は100%を超える。