TIOBE Softwareから、2018年5月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2018年5月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 16.380%
2 C 14.000%
3 C++ 7.668%
4 Python 5.192%
5 C# 4.402%
6 Visual Basic .NET 4.124%
7 PHP 3.321%
8 JavaScript 2.923%
9 SQL 1.987%
10 Ruby 1.182%
11 R 1.180%
12 Delphi/Object Pascal 1.012%
13 Assembly language 0.998%
14 Go 0.970%
15 Objective-C 0.939%
16 MATLAB 0.929%
17 Visual Basic 0.915%
18 Perl 0.909%
19 Swift 0.907%
20 Scala 0.900%
  • 5月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    5月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 5月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    5月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

2018年5月はScalaがトップ20にランクインした。Scalaは数年前にも1度だけトップ20入りしたことがあるが、今後も20位以内をキープする可能性がある。ただし、最近Googleが実施したインデックスの再作成が今月のランク上下を生んだ可能性が高いとして、TIOBE Softwareは近いうちにこの変更を補完する処理を導入すると説明している。

また、TIOBE Softwareは2018年2月からSQLをランキングに対象に追加したことにも言及。これはSQLが「チューリング完全(Turing complete)」であると判断されたため。2018年2月に追加されたため過去のデータは存在しておらず、いきなりシェアが跳ね上がったように見えるが、2018年2月から追加しただけで跳ね上がったわけではないと指摘している。