地雷也 栄店【愛知県】

「テンムス」と初めて発音を耳にする人は、いったい何だろうと思うのでは? で、「これが天むすという食べもの」と見た目を教えられると、「なあんだ小さなエビ天を具にしたおむすびね」と、その構造は容易に理解されるわけです。でも、今の世の中「天むす」のシンプルなビジュアルだけでは、そうそう食指が動くところまではいきません。それなのに、なぜ「地雷也の天むす」がこれほど支持されるのかというと……。

これより大きくても小さくてもいけないという絶妙なサイズと、味のバランスに見る「完成されてる感!」


パッケージの和テイスト、一口サイズ、食感、ノリとご飯と小エビの味のハーモニー、冷めても美味しい味わい。「地雷也の天むす」は、ほかで出している「天むす」とは一線を画す“様式”のようなものを獲得しています。 また、地雷也を語る上で忘れてはならないのが、隅に必ず添えられる「きゃらぶき」の佃煮。この名脇役とのコンビネーションがまたいいんです。 以前はバリエーションがなく1種類だけの展開でしたが、現在は「黒米天むす」や「高菜天むす」など種類が増え、選ぶ楽しみも。「地雷也の天むす」は、今や“名古屋食文化”の一方のジャンルとして、安定した地位を築きつつあるようです。 名古屋市内にお店は複数ありますが、通常はテイクアウト専門。旅先や車内などで、手でつまんで口に放り込み、「あともう1個食べたいな…」といったプチ飢餓感を覚えさせるのが地雷也天むすの本来の持ち味。ただ、栄の地下街、サカエチカのお店では、店内で普通に定食のように食べることができます。赤だしや煮物などちょっとしたおかずも付いているので、しっかり食べたい向きにはこちらのお店にどうぞ。