シャープは9日、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」用のプログラミング学習ソフト「ブラウザ型プログラミングツール」を6月5日に発売することを発表した。価格はオープン。2020年度以降の小学校におけるプログラミング教育必修化を前に、学校や塾など法人がおもな対象となる。

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「RoBoHoN(ロボホン)」公式サイト

モバイル通信で電話も可能な身長19.5cm/390gのモバイル型ロボット。バッグに収まるサイズや軽さは携帯性に優れる。二足歩行での愛くるしい動作や会話機能はもちろん、電話やメール、SMSを使った通信や検索、顔認識も可能でカメラやレーザープロジェクターに加え9軸センサー(加速度3軸、地軸気3軸、ジャイロ3軸)、照度センサーやGPSなど小さな身体に収まる機能は多彩だ。

旅先はもちろん、書斎や台所と場所を選ばずにこれらの機能が日常を彩る。目的地を言えば地図やルートをプロジェクターで見せてくれたり、言葉でメールを送信、リマインダーで予定を記憶。"レシピを教えて" "レストランを教えて"と話しかけるとRoBoHoNが会話やプロジェクターを使ってユーザーの目的を叶えてくれるのだ。公式アプリサイトには、その機能を活かした専用アプリケーションが並んでいる。

この多彩な機能を持つRoBoHoNを制御するためのプログラミング学習ソフトウェア「ブラウザ型プログラミングツール」(SR-B04AT)が6月5日に発売となった。ブロック型のオブジェクトを組み合わせることで動作や対話のプログラムを作成、PCやタブレットのブラウザ(Google Chrome 66.x/Safari 11.x)から手軽にプログラミングが可能になる。多機能なRoBoHoNは、ブロックも豊富。積み重ねるだけでプログラミングの基礎として求められる構造を自然と身に付けられる。RoBoHoN自体が英語と中国語にも対応しており、"しゃべる"ことは朝飯前のRoBoHoNで対話プログラムの作成、作成を通じた外国語学習など外国語を学ぶ下地としての応用も期待できる。

  • Webブラウザ画面イメージ(同社資料より)

    Webブラウザ画面イメージ(同社資料より)