ソニー生命保険は5月8日、「平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査」の結果を発表した。調査は3月16日~19日、全国の平成生まれ(20歳~28歳)の男女500人と昭和生まれ(52歳~59歳)の男女500人を対象にインターネットで行われた。平成生まれの比較対象とするため、平成を迎えた年に若手社会人として活躍していた男女を昭和生まれとしたという。

「理想的な仕事」は世代で違う?

人生に対する考え方について聞いたところ、幸せな人生を送るために「絶対に学歴が必要」と答えたのは、昭和生まれ(51.0%)が平成生まれ(40.8%)を上回った。「人生における夢や目標を持っている」のは、平成生まれ(55.6%)の方が昭和生まれ(45.6%)より多かった。

  • 人生に対する考え方

    人生に対する考え方

有職者(平成生まれ208人、昭和生まれ293人)に理想的な仕事について聞くと、平成生まれは「給料が高い仕事」が56.7%、昭和生まれでは「やりがいがある仕事」が61.8%で多数派となった。「残業が多い人は頑張っている人だと思う」と考える平成生まれは60.1%、昭和生まれでは52.5%だった。

  • 仕事に対する考え方

    仕事に対する考え方

また、平成生まれ、昭和生まれともに「同じ職場で長く働きたい」と考える人が多数派だったが、「ステップアップのために転職したほうがいい」とするのは平成生まれ(32.2%)が昭和生まれ(19.8%)を上回った。

  • 仕事に対する考え方

    仕事に対する考え方

勤務先でのイベント参加についての質問では、平成生まれも昭和生まれも「プライベートを大切にしたい」が多数派だったが、平成生まれ(61.5%)より昭和生まれ(71.3%)の方がプライベートを優先させたい人が多かった。

昭和生まれは「デート代は男性」が多数派

昭和生まれは「デートでの支払いは男性のほうが多く支払うべき」と72.2%が回答したが、平成生まれは52.4%で、「ワリカンにするべき」(47.6%)とほぼ半々だった。

  • 恋愛に対する考え方

    恋愛に対する考え方

誕生日やクリスマスなどのイベントについて聞くと、「豪華に過ごしたい」と考えているのは昭和生まれ(27.2%)より平成生まれ(48.8%)という結果となった。

昭和生まれと平成生まれ、お互いどういう印象?

「この人は平成生まれだな」と感じる言動を昭和生まれに聞いたところ、1位「すごい、感動などの意味で『ヤバイ』と言う」(45.6%)、2位「固定電話を持っていない」(40.2%)、3位「驚いたとき『マジっすか』と言う」(36.4%)、4位「ニュースは新聞よりネットで見る」(31.0%)、5位「上司にタメ口で話す」(28.0%)だった。

  • 「この人は平成生まれだな」と感じる言動

    「この人は平成生まれだな」と感じる言動

  • 「この人は昭和生まれだな」と感じる言動

    「この人は昭和生まれだな」と感じる言動

「この人は昭和生まれだな」と感じる言動を平成生まれに聞いたところ、1位「あたり前田のクラッカーと言う」(41.8%)、2位「カップルのことをアベックと言う」(38.6%)、3位「『D』の発音を『デー』と言う」(36.6%)、4位「飲み会の席で頭にネクタイを巻く」(31.2%)、5位「『ザギン』(銀座のこと)など業界用語を使う」(30.4%)となった。