Twitterで商品の認知度を上げたい! 売りたい! そう思う人は少なくないはず。けれどもうまくいかない。実際に運用をしてみると、効果が出ないと悩む人は多いはずだ。どうすればいいのか。Twitter Japan K.K.のシニアマーケティングマネジャー 森田謙太郎氏に聞いた話を2回に分けてお届けする。

  • Twitter Japan K.K.のシニアマーケティングマネジャー 森田謙太郎氏

Twitter運用でありがちな悩み

世の中には、すごいTwitterアカウントがある。たとえばスターバックスコーヒー。公式アカウントがTwitterで新製品情報をツイートすれば、「いいね」が数千単位で付き、動画は数十万回も再生される。

そんなアカウントに憧れながらも、実際にTwitterをやってみると、うまくいかない。数多くツイートしても、フォロワー数を多くしても効果が薄い。「何が違うのか」と疑問ばかりが膨らむ。そうした人は森田氏の言に耳を傾けてみるといいかもしれない。

ここでは、自社商品の認知度を向上させたいマーケティング担当者をイメージし、Twitterの運用方法について記していく。Twitterアカウント取得後から運用していくまでの考え方を見てみよう。多くの気づきを得られるはずだ。

Twtter運用で最初に取り組むこと

企業がTwitterを運用する場合、まず最初に行なうべき何か。それは運用ポリシーの作成だ。炎上だけは避けたいところであり、どういったツイートをするのか、どういったツイートをしないのか、その大枠を決めておくべきだと森田氏は話す。

とはいえ、運用ポリシーをゼロベースから作成するのは難しい。そこで参考にしたいのが他社の運用ポリシーである。「Twitter 運用ポリシー」「SNS ガイドライン」などのキーワードで検索すれば多数見つかる。

そこには、どのような内容をツイートするか、ユーザーからリプライをもらったらどうするのか、トラブルが発生したときにどう対処すべきか(フォロー解除やブロック等)など、大枠のルールを規定できる。