みずほ情報総研は5月1日より、同社提供の「ワークフロー統合管理ソリューションSystemaflow」の機能強化版を提供することを発表した。

SystemaflowはWindows Server上で動作するソリューションで業務ごとに異なるシステムで運用されるワークフローを統括管理する。申請手続きを設定し、その組合せで業務フローを作成、承認・回覧ルートをグループ、部署や役職と複雑な申請ルートもデザインツールを使ったレイアウトでカスタムできる。同社は、このSystemaflowの回覧機能を強化し5月1日から提供を開始する。

回覧機能に強化を加え、意思決定の迅速化を図る機能強化は、複数組織に対しての並列での承認依頼を可能としている。部署ごとに並列回覧が可能で、宛先を個人とともに組織にも設定できるため部署が混在する大規模な回覧も可能になるが、在席状況を考慮した回路設計をすることで、特定担当者不在により停滞を防止できるようになる。また、回覧途中での経路追加、経路上の組織への文書事前閲覧機能など、柔軟性のある機能を搭載、意思決定の迅速化に役立つ。

  • 回覧経路(イメージ)(同社資料より)

    回覧経路(イメージ)(同社資料より)

なお、今回提供の機能は、予算管理やリスク管理部門など複数専門組織での合意形成を行う金融機関の稟議専用システムとしての実績のあるものだが、同社では平均5.1日から2.6日に短縮した事例もあることを明かしている。