NTTドコモは4月19日、バスの中に4Kプロジェクタや音響設備を搭載し、第5世代移動通信方式(5G)を利用して大容量の映像を伝送することで、高臨場感と没入感のある空間を体感できる移動式5Gデモプラットフォーム(5Gデモバス)を開発したと発表した。

  • 車内見取図

    車内見取図

5Gデモバスの車内には、前面7K、両側面各3Kの大スクリーンを設置し、4Kプロジェクタを4台および5.1ch対応の音響設備を搭載することで、スタジアムや観光地といった多様な環境を仮想的に作り出し、高臨場感と没入感のある空間を演出するという。

  • 5Gデモバスの外観と内部

    5Gデモバスの外観と内部

  • 5G装置

    5G装置

また、インテル製の5Gの移動局装置やアンテナを搭載することで、5Gの無線伝送により、大容量の映像やリアルタイム映像伝送などのデモンストレーションを可能としている。

  • デモンストレーションのイメージ

    デモンストレーションのイメージ

4月19日に東京ソラマチで開催した同社の未来体験空間である「PLAY5G 明日をあそべ」のオープニングセレモニーでは、5Gデモバスの車内の大スクリーンにラグビーの試合映像を投影し、スタジアムで試合を観戦しているような臨場感を演出した。

  • デモンストレーション映像のイメージ

    デモンストレーション映像のイメージ

今後は7月に沖縄県をはじめ、大阪府や北海道など全国の多様な場所でのイベントを通じて5Gデモバスの展示を予定しており、多くの利用者の声を5Gサービス創出に役立てるという。