海外旅行保険はネットや旅行代理店などだけではなく、空港の自販機や窓口でも加入することができます。出発当日に空港に行ってから海外旅行保険の手配でも間に合うのです。しかし空港で加入する際には気をつけておきたいポイントもあります。インターネットで加入するのに比べて料金はどうなっているのか、その他に補償に関することなどのメリット・デメリットについてご紹介します。

◆空港で海外旅行保険に入るのは損? 得?
海外旅行によく行く人は、比較的、海外旅行保険の手配をきちんとしているでしょう。海外旅行に行く前に保険の手配を済ませるなりクレジットカード付帯の海外旅行保険について調べたりしていれば問題ありません。ただ、出発までに海外旅行保険の手配を忘れてしまう、あるいはしない人もいます。「面倒くさいから」「当日、空港で時間があるからそのときに」といった理由で、空港の自販機や窓口で海外旅行保険に加入する場合もあります。

◆空港で海外旅行保険に加入する方法は2つ
保険会社や保険代理店、旅行会社、インターネットなどで加入するのとは違い、空港で加入する海外旅行保険です。出発前に空港で加入する方法は大きく分けて2つあります。

・自販機
・保険会社の専用カウンター

空港内に海外旅行保険に加入する自販機が設置してありますし、また損害保険会社が海外旅行保険に加入する専用カウンターなどで対応しています。

◆空港の自販機・窓口で海外旅行保険に加入するメリット
事前によく調べて、自分にあった最低限必要の海外旅行保険に加入できればベストです。考える時間もありますし、補償の手厚いものあるいは保険料の安いものを探すことができるからです。こうした準備をするのを忘れて出発してしまった場合、空港で加入することになります。こうした際に出発直前でも海外旅行保険に加入できることが一番のメリットでしょう。

加入は自販機・窓口いずれでも可能です。海外旅行保険がある程度分かる人(あるいは同行者が分かる)は自販機で自分で選択するのが手続き上は簡単でしょう。逆に海外旅行保険のことが良く分からない人は、窓口などで説明をよく聞いてから加入するほうが間違いや失敗は少なくなります。その場で保険証券の発行もしてくれます。手続きまで長い時間がかかるわけではないので便利であることが大きなメリットです。

◆空港の自販機・窓口で海外旅行保険に加入するデメリット
■保険期間
原則、海外旅行保険の保険期間は「自宅を出発してから帰るまで」となっています。事前に海外旅行保険に加入していると、自宅を出たときから保険の適用は始まっています。少し細かいところですが、空港で加入する場合は手配が済むまでは加入していません。自宅を出て空港に行くまで事故に遭うかはともかくとして、空港で加入すると保険期間に差が出てくるわけです。

■補償プラン
空港の自販機などで購入すると、加入はほぼセットプランになります。自分で必要な補償・そうでない補償を付けたり外したりということはほぼできません。こうした部分もデメリットと言えるでしょう。専用カウンターで説明を聞くこともできますが、出発直前に補償内容をじっくり考える人はそんなに多くないでしょうから、そういう点もデメリットになります。

■保険料
「空港で加入すると海外旅行保険が安い」という理由で利用する人もいるようですが、意外とそんなことはありません。保険料の安さにこだわるなら、事前にネット加入をするほうがお得なことは多いです。分かっているなら構いませんが、保険料が安いと思って空港で加入しているなら、一度だけでも事前にじっくり調べてみてください。

最後にこれが一番のデメリットですが、海外旅行保険の加入について考える時間があまりない、もしくはじっくり考えて選ばないということです。事前に準備していくことが大切です。海外旅行保険を空港で加入するのは、コンビニをイメージするといいでしょう。急いでいたり、急に何か必要になったときに助かります。しかし商品の料金が安いわけではありません。便利さを基準にするなら、空港での加入もいいでしょう。

文=平野 敦之