博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織「デジタルロケーションメディア・ビジネスセンター」は4月16日、交通機関や商業施設・店舗などのロケーションオーナー向けに、集客・販促・CRMなどのマーケティング活用やメディア収益化の機会を創出するメディアビジネス開発・導入支援プログラム「Space Booster(スペースブースター)」を開発したと発表した。

「Space Booster」は、交通機関や商業施設・店舗などのロケーションオーナーや、そこで既に看板やポスターなどのメディアを運営している企業(メディアオーナー)向けに、「デジタルロケーションメディア」の開発・導入を支援する博報堂DYグループ独自のプログラム。生活者と企業、双方の視点から当該ロケーションの潜在的な価値を再発見し、そのロケーションに最適かつ高付加価値なメディアの開発・導入をワンストップで支援するという。

  • 「Space Booster」の具体的なワークフロー

    「Space Booster」の具体的なワークフロー

デジタルロケーションメディア・ビジネスセンターでは、時間や場所の状況、無意識下の気分などによって生活者の意識や情報行動が変化することに着目し、生活動線上のシーンや気分に応じて変わる生活者のインサイトの集合体を「モード」と定義。同プログラムでは、こうした変化する生活者の「モード」をとらえて適切な情報を提供するため、時間や場所を起点とした情報配信の仕組みを提案する。

デジタルロケーションメディア・ビジネスセンターは、今後も、生活者の「モード」に関する知見を活用し、最適なコンテンツやタッチポイントを開発するプランニングフレームや、生活者にセレンディピティ(ハッとする情報に出会う)体験を提供するソリューションを開発していく。