捨ててもいいのに、いつまでも行動が起こせなくて片付かない。そんなときの心情は、戸棚の暗がりにモノが溜まっている状態に似ています。そんな暗闇の中から「もやもや」アイテムを明るみに出して、気持ちをスッキリ快晴へと転じましょう。

悩み1:紙モノがどんどん溜まる

SNSで情報が手に入るというのに、郵便物、パンフレット、フリーペーパーといった紙モノが、毎日のように増えていきます。あとで確認しようと思って「とりあえず」テーブルの上にちょっと置いたつもりだったのに、いつのまにか山盛りに溜まっているというのが実情。紙モノがなだれを起こすと片付けるのが厄介なことになります。

でも、その行動パターンをすぐに変える必要はありません。とりあえず置きたいモノを、仮置きできる所を作ればOK。さらに、レタートレイのような入れ物を用意して、そこが満杯になる前に中身を整理しましょう。そのタイミングとして、「1日おき」「週末」などと決めておくだけで気持ちが楽になります。

悩み2:出かける直前にモノを探す

「鍵がない」「スマホが見つからない」「腕時計はどこ」など、出かける寸前に探し物をしたりしませんか? カバンから出した後に、何となくそのへんに置いてしまった。そのときのことが思い出せたらいいのですが、その上にモノをのせてしまうことも。あるいは、昨日と違うバッグを持っていくときに、入れ替えていないのかもしれません。

出掛ける前のこうした時間の浪費と、ヤキモキする気持ちを一日ひきずってしまいがち。そんなロスを防ぐには、外出用の小物を上着やカバンからいったん取り出して、わかりやすい所にまとめておくのがおすすめです。置いてあるモノが見えるトレイやカゴを用意して、そこを目印にすると探し物の予防につながります。

悩み3:脱いだ服が山盛りになる

朝の外出前に脱いだ服や、帰宅後に部屋着へと着替えて脱いだ服はどうしていますか? すぐに洗濯するモノはランドリーバスケットに入れるかもしれませんが、また着る衣類というのは意外と無造作に扱ってしまいがち。ベッドの上、床の上、棚の上などにそれとなく置いたりしていると、部屋の中に服が散乱していきます。

その散らかりを最小限にとどめるためには、衣類用のバスケットを用意して脱いだらポンと入れるだけ。外出用の服は軽くたたむ程度にすれば面倒な手間がかかりません。毎朝、毎夜のことなので簡単に片付く方法を取り入れましょう。

すはらひろこ
整理収納アドバイザー認定講師・一級建築士・インテリアコーディネーター。インテリアのプロならではの収納術が、オシャレでやる気がわくと好評。片付け講座を定期開催するほかテレビ・雑誌でも活躍。著書「シンプルに暮らす 無印良品で片づく部屋のつくり方」(エクスナレッジ)、「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」(大和書房)、「1分からはじめるかたづけ術」(だいわ文庫)など著書・監修書多数。http://ouchisuteki.com/