富士通グループは4月10日、法人向けシンクライアント端末「FUJITSU Thin Client FUTRO(FUTRO)」の3シリーズ3機種を2018年4月下旬から順次、国内で販売を開始すると発表した。

デスクトップ型としては筐体デザインを変更したウルトラスモールモデル「FUTRO S740」の1機種、ノート型としては「Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB」を搭載した「FUTRO MU937」「FUTRO MA576」の2機種を提供する。

「FUTRO S740」は、従来モデルの「S720/N」と比べ、無線LAN対応や、USB、外部ディスプレイなどインタフェースの拡張性はそのままに、筐体が約63%コンパクト化された。

  • 「FUTRO S740」。従来モデルと比べて約63%のコンパクト化を実現

カスタムメイドでマウントキットを追加することにより、液晶ディスプレイのVESAマウントへ本体を直接取り付けることができ、卓上スペースを有効活用できる。

価格(税別)は、「FUJITSU Thin Client FUTRO S740」が5万9600円から、「FUJITSU Thin Client FUTRO MU937」が15万8900円から、「FUJITSU Thin Client FUTRO MA576」が9万9500円から。

セキュリティ・ソリューションとして、指紋や手のひら静脈を使って本人認証を行う統合認証ソフト「SMARTACCESS」(オプション)、パソコンの各種ポートや利用できるネットワークを限定し、情報の持ち出しやUSBメモリなどのI/Oの利用を端末ごとに制限できる情報漏洩対策ソフト「FUJITSU Software Portshutter Premium」なども用意されている。