楽天と楽天データマーケティングは4月5日、位置情報を活用した広告配信によりオフラインでのユーザー行動を効果測定することができるO2Oマーケティングソリューション「RMP(Rakuten Marketing Platform) - Go! Spot」の提供を開始した。

「RMP - Go! Spot」は、楽天会員IDに基づく様々なチャネルやデータを活用し、位置情報によるユーザーへの広告配信を通じた店頭送客プロモーションの実施と、来店者数など実際のデータによるプロモーション効果の測定を可能にするサービス。楽天グループが提供するスマートフォン向けおこづかいアプリ「Super Point Screen」、来店ポイントアプリ「楽天チェック」のそれぞれで得られる顧客行動などのビッグデータを分析することで、プロモーション施策の実施だけでなく、オフラインでのユーザーの行動を理解し、O2Oマーケティングの向上に役立てることができる。

  • 位置情報を活用した広告配信

    ソリューションのイメージ

ダスキンが運営する「ミスタードーナツ」の新商品プロモーションで実施した先行のトライアルでは、新商品の広告を「Super Point Screen」でユーザーの位置情報に基づいて配信し、従来よりも効率的な集客効果を実現したという。また、同プロモーションでは、「ミスタードーナツ」が共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」の加盟店舗でもあることから、「楽天ポイントカード」を活用したデータ分析も実施した。

今後、来店促進に加えて店頭購買を促進するプロモーションや分析を組み合わせることで、より統合的なO2Oマーケティングソリューションの実現に向けて機能を拡充していく予定だ。