JIECは4月4日、IBM Watsonを活用したAI問い合わせ対応サービス「manaBrain(マナブレイン)」の提供を開始した。

  • 「manaBrain」の概要

    「manaBrain」の概要

新サービスは、IBM Watsonを活用した問い合わせシステムの構築・運用を支援し、ユーザーは高度なITスタッフを抱えることなく、業務部門のスタッフやコールセンターの管理者が、自らの手でAI問い合わせシステムを構築・運用できるようになるという。

ユーザー自身でAI問い合わせ対応システムの構築段階においては「そもそも学習データとして何が必要なのか?」「AIを賢くするためには、大量の学習データが必要なのでは?」といった課題や疑問を新サービスは解決するとしている。

また、運用段階では「利用者の問い合わせに的確に回答出来ているのだろうか?」「Watsonに関する専門的な知識がないと、追加学習は難しいのでは?」などの課題や疑問も解決するという。

特徴として、構築段階ではユーザー保有のQA集などから想定問答(質問・回答のセット)の準備のほか、想定問答から利用者のさまざまな質問にも対応できるように必要十分なバリエーションの学習データを生成する。

さらに運用段階では、質問に対してのWatsonからの回答状況を可視化することで回答精度向上の実現に加え、簡単な画面操作で正しく回答できるように学習データを修正し、追加学習を可能としている。