レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは4月3日、VMware vSANを搭載したSDS(Software Defined Storage:ソフトウェア定義型ストレージ)「Lenovo ThinkAgile VX」の追加モデル3機種を発表した。

今回、1Uラック搭載型のモデルで、中堅・中小規模のユーザーのワークロードに適した「Lenovo ThinkAgile VX2320」、NVIDIA Tesla M60/M10を最大2枚搭載可能なモデルで、Windows 10やワークステーション環境のVDI化に適した「Lenovo ThinkAgile VX3520-G」、2U筐体に最大4ノード搭載できる「Lenovo ThinkAgile VX3720」の3機種を発売する。

  • 上から「VX2320」「VX3520-G」「VX3720」

    上から「VX2320」「VX3520-G」「VX3720」

Lenovo ThinkAgile VXは、同社のハードウェアにVMware vSAN環境を構築したアプライアンス製品。稼働検証済みのサーバに同社がVMware HypervisorとVMware vSANを事前に導入・設定し、すぐに利用可能なシステムをユーザーに提供するため、設計・導入に要する手間を削減できるという。

また、ThinkAgile XClarity Integrator for VMware vCenterでハードウェアとソフトウェアを一元管理でき、システムを停止することなく、ファームウェアアップデートを行えるローリング・ファームウェア・アップグレード、Proactive Platform Alertと連携することで、ハードウェアの障害を事前検知して仮想マシンの退避を自動的に行う機能なども備えている。

今回のラインアップ拡充により、ストレージ容量やIO能力だけでなく、集約度やグラフィックス性能の異なる6つのモデルから要件に応じて選択できるようになるという。価格は税別で550万円~。