富士通は4月2日、Pivotalジャパンのアジャイル開発サービス「Pivotal Labs」を富士通のシステムエンジニアの育成プログラムに活用し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するアジャイル人材の育成を強化すると発表した。

近年、IoTやAI技術の発展に伴い、企業はデジタル化への対応を迫られていることに加え、事業環境の変化が激しい時代において、セキュリティ要件などを満たしつつ短期間で製品・サービスを開発・リリースするニーズも高まっているという。

同社では、このようなニーズに応えるためアジャイル人材の育成強化を目的に、Pivotalのアジャイル開発人材育成サービス「Pivotal Labs」を活用し、リーンスタートアップとエクストリーム・プログラミング(XP)をベースにしたメソドロジーを習得したデジタルイノベータを育成する。これにより、スピーディーな対応が求められるデジタルビジネスの具現化を通し、企業のDXを支援する。

また、IoTやAIを活用したSoE(Systems of Engagement)領域のプロジェクトだけでなく、SoR(Systems of Record)とSoEのシステムインテグレーションや、既存システムのモダナイゼーションを国内の企業に対し推進していく方針だ。