KDDIは3月29日、インバウンド受け入れに対して多くの小売店が抱える決済や多言語対応などの課題を解決するため、スマートデバイスを活用したインバウンド受け入れ環境構築と提供に向けた取り組みを開始すると発表した。これに伴い、2018年4月1日より、日光表参道鉢石(はついし)会と協力し、期間限定でのトライアルを実施する。

  • KDDI、日光市でインバウンド受け入れ環境構築のトライアル

同トライアルではKDDIとソラコムが共同開発したIoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」を活用することで、決済デバイスおよび決済システム、多言語通訳・翻訳と通信環境をまとめて導入できる。期間中は、日光表参道鉢石会に加盟している10店舗にタブレットを設置し、クレジットカードやAlipay決済、多言語通訳・翻訳が利用可能。また、小売店での環境構築に加えて、本トライアルによるスマートデバイスでの決済可能店舗や観光に必要な情報を簡単に検索することができる「商店街マップ」をスマートフォンやタブレット、パソコン向けに提供する。

  • KDDI、日光市でインバウンド受け入れ環境構築のトライアル
  • KDDI、日光市でインバウンド受け入れ環境構築のトライアル

実施期間は2018年4月1日から5月31日まで。日光市鉢石商店街加盟店舗のうち、あさやレストハウス、着物レンタル・販売 うたかた-UTAKATA-、グルメやまなか、ステーキハウスみはし、日光人形焼 みしまや、日光プリン亭、日光 季の遊、fudan懐石 和み茶屋、三ツ山羊羹本舗、吉田屋酒店で実施される。